そして、何も起こらなかった…けれど
昼休憩の校舎前広場に、3年生の人だかりができていたので、なんだろう?と近づいてみると…理科の先生が予備実験をしているところでした。
酸化鉄とアルミニウムの混合粉末に、マグネシウムリボンを使って火をつけると、激しい反応の後、純鉄が得られる…という還元の実験です。生徒たちは物質名や化学式などをあれこれと口にしながら、先生の手元に注目していました。マグネシウムリボンを切り取っては着火することを何度か繰り返しましたが、残念ながらマグネシウムの白い光が酸化鉄に燃え移ることなく、実験は失敗。先生によると、酸化鉄にも種類があるので、本番の授業では別の酸化鉄を使ってみるとのこと。
何と何が反応して何が起きているのか…?目を輝かせて口々に論じていた生徒たち。本番の実験に向けて一段と興味関心が高まったひとときでした。