授業研究(1年2組 理科)

 昨日、本年度初めての校内授業研究を行い、1年2組の理科の授業を、本校の先生方全員と、市内の理科の先生方とで参観しました。

 本年度、本校の研究主題は「主体的な学びを促進する授業の創造~自ら考え、表現する生徒の育成を目指して~」です。

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 授業は、机上に配られた謎の白い粉の中から砂糖、食塩、片栗粉を見つけ出すというミッションで、生徒たちは「物質の性質」を手掛かりに「どうやって調べたらいいか」計画を立てるところからスタートしました。

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 班で調べ方や予想をホワイトボードにまとめた後、多くの班が挙げていた「加熱する」「薬品を使って調べる」方法を実際に実験しました。

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 「マッチを擦ってガスバーナーに点火する」、「ピペットを使って粉に水を加える」といった実験の基本動作もまだまだぎこちない1年生でしたが、どの班も協力して一生懸命実験に取り組んでいました。

途中,緊急避難速報の電子音が鳴ったりするハプニングもあり時間切れ。結論は宿題として各自まとめてくることになりました。みんな,どれが砂糖でどれが食塩か「根拠をもって表現」することができたかどうか,楽しみです。

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 授業後の研究協議では、下校指導のため全員の先生が参加することはできませんでしたが、指導主事の先生からもご指導いただき、理科部会では熱心に改善策が論じられていました。今後さらに主体的な学びを深めていくためには、今何を考えたらよいのかはっきりわかる課題をもたせること、表現させたいゴールイメージをもっておくことなどを確認しました。